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「昆布水つけ麺(醤油)」@麺屋 さくら井の写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2026/01/24/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/vD2WxLaRXYg

 大寒の風に背中を押され、武蔵野の街角で“再会”を果たす――それが今日の昆布水つけ麺!。2026年1月20日。暦は大寒、時計は正午を少し回ったところ。冬曇りの空は重たく、風だけがやけに元気で、武蔵野市西久保の通りをひゅうひゅうと吹き抜けていきます。頬に当たる冷気は容赦ないのに、心はどこか軽い。なぜなら、行き先が『麺屋 さくら井』だからです。

 移転後、私は「らぁ麺/つけ麺 × 醤油/塩/煮干」という組み合わせで、気づけば6種類を食べてきました。けれど、今回の狙いは一点突破――“昆布水つけ麺(醤油)”。Xで見かけた言葉が妙に引っかかっていたのです。「実は醤油が一番変わったかも」。この一文は、ラーメン好きの背中を押すに十分な破壊力があります。




<全体> 昆布水の艶!細麺の揃い!つけ汁の濃ゆい琥珀!静かな美意識がどんぶり二挺に宿る!

 席に腰を落ち着けた直後、ほどなくして“二挺”が着丼しました。片や、透明感ある昆布水にたっぷり浸ったストレート細麺。麺線がきっちり揃い、光を受けてしっとり艶めく姿は、まるで冬の静かな水面のようです。ほんのちょっぴりな香草がちょこんと彩りを添え、藻塩と柚子胡椒が控えめに「味の分岐点は任せてください」と言わんばかりに待機しています。

 もう一方は、醤油色のつけ汁。湯気とともに立ち上る香りは濃厚そうでいて、どこか澄んだ印象もある。視覚の時点で、すでに「今日は丁寧な一杯だ」と伝わってくるのが、さくら井の怖いところです。




<つけ汁> 円やかに寄り添い醤油の輪郭と乾物の厚みが後追いで迫る!上品にして奥行きのある旨さ!

 まずは、つけ汁をひと口・・・ここで声を大にして言いたいのは、「ガツン」ではありません。第一印象はむしろ“円やか”。口当たりが柔らかく、舌の上で角が立たずに広がっていきます。けれど、円やかなのに薄いわけではない。醤油感には生き生きとした明るさがあり、しかもカエシの輪郭が“ピッチリ”と締まっている。例えるなら、やさしい笑顔の人が、実は仕事の締切にめちゃくちゃ厳しいタイプ・・・あの感じです。

 さらに追いかけてくるのが、節・煮干・乾物の重厚な旨み。これが「派手な主張」ではなく、「静かな積層」として折り重なっていくから面白い。ひと口目は丸いのに、ふた口目、み口目で“情報量”が増えていくのです。そして、今日の最大の仕掛けがここから始まります。麺を浸すほどに、麺に絡まった昆布水がつけ汁へ少しずつ溶け込む。その瞬間、つけ汁の輪郭が崩れるのではなく、旨みが“重層的に増築”されていく感覚がある。動物感も以前より少々肉厚になった印象で、魚介乾物の厚みと合わさって、どこか「初めてなのに覚えがある」不思議な旨さに着地する。

 おそらく、以前感じていた干椎茸寄りの甘みとは別の方向へ舵を切っています。節系・乾物の種類や配合を変えたのか、あるいは動物の比重を微調整したのか。推理は尽きませんが、結論は明快です。・・・移転以来、この醤油のつけ汁が、いちばんリニューアルしている。しかも、派手にではなく“品よく”。この変化は、じわじわ来ます。




<麺(つけ汁に浸して)> 品やかな細麺が昆布水を纏い円やかな醤油つけ汁と合流して“啜りの幸福”を完成させる!

 丸みを感じるストレート細麺。箸で持ち上げると、昆布水の粘度がふわりと糸を引き、麺がぬめりではなく“艶”として光ります。すすれば滑らか、噛めば小麦の甘みがじわり。茹で加減が絶妙で、やわらかいのに芯がある。

 これをつけ汁にくぐらせると、醤油の明るさが麺へ乗り、節・煮干・乾物の厚みが余韻として残る。しかも昆布水が橋渡しをするから、味の要素がバラけず、一体感のまま口へ運ばれる。啜るたびに「あ、これ“つけ麺の醤油”が更新されてる」と確信が増していきます。



<麺2(麺の地肌にそのまま藻塩・柚子胡椒)> 何も足さず素材実力を見せる!藻塩と柚子胡椒で味の輪郭を遊ばす!麺は単独でも主役!
 
 ここで、麺の地肌をそのまま味わう時間。まず藻塩。昆布水に浸った麺の甘みが、塩で輪郭を得て、驚くほど立ち上がります。「あれ、麺ってこんなに甘かった?」と、思わず二度見するレベルです。

 次に柚子胡椒。柑橘の香りと、キリッとした辛味が軽やかに差し込み、麺が一気に“和の一皿”みたいになる。つけ汁の重層感とは別軸で、麺そのものの品質を確かめる試験問題を解いている気分です。もちろん満点。




<チャーシュー> もろみ麹の優しい下味が豚肩ロースの旨みを底上げ!しっとり質感で静かで強い存在感!

 豚肩ロースの低温調理チャーシューは、しっとりとして、繊維がほどけるように口中で崩れます。もろみ麹漬けゆえの下味は、前に出すぎず、肉の旨みを一段上に引き上げる“助走”のよう。脂は上品で、噛むほどに甘みが滲み、つけ汁の醤油感とも喧嘩しない。主役を奪わず、しかし確実に満足度を押し上げる名脇役――いや、これは脇役顔の助演主演賞です。




<その他具材> 小松菜の清涼!細メンマの歯触り!濃淡のあるつけ汁に息継ぎを用意する巧みさがある!

 小松菜はシャキッと、青味のほろ苦さがつけ汁の円やかさに清涼感を足してくれます。細メンマは主張しすぎない味付けで、食感の変化として効く。こういう“地味に効く仕事”がきちんと積み上がっているから、全体が最後までだれないのだと納得します。




<昆布水割り> 昆布水はつけ汁を薄めるのではなく整える!余韻を美しく着地させる締めの儀式!

 終盤、残ったつけ汁に昆布水を注ぐと、醤油の輪郭が丸く整い、節・乾物の旨みがふわりとほどけていきます。塩気が穏やかになり、飲み干せる設計になるのが嬉しい。胃の中が、冬の曇天みたいに重たくならず、ちゃんと“晴れて”終わる。最後の一口まで、店の思想が通っている気がしました。




総じまして・・・「つけ麺×醤油が移転後いちばん更新されている!その変化を円やかさの中で確かに体験した一杯!」

 今回の昆布水つけ麺は、「強さ」でねじ伏せるタイプではありません。円やかに寄り添いながら、醤油の輪郭、節・煮干・乾物の厚み、動物感の肉厚さが少しずつ姿を変えて現れ、食べ手の集中力を静かに引き出す一杯でした。しかも、麺を浸すほどに昆布水がつけ汁へ溶け込み、旨みが“増える”感覚がある。これは一回の食事で、味が育っていく体験です。でも「初めてなのに覚えがある」・・・そんな不思議な着地も含めて、さくら井の醤油つけ麺は、確実に新章へ入ったのだと思います。

 今日の一杯は、寒さを忘れさせるというより、寒さの中でこそ輪郭が立つ“冬の上質”でした。円やかなつけ汁が、麺・昆布水・具材の動きを受け止め、最後に割りで静かに着地する。派手なドラマではなく、丁寧な脚本!・・・だからこそ、食後に残る余韻が長いのです。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。


   大寒の
    風騒ぐ日に
     ぬめる糸

    まろき醤油の
     余韻静かに


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!

投稿 | コメント (3) | このお店へのレビュー: 9件

コメント

どもです。
前のように面顔でさくら井と分かりません。
また一目で分かるようになると思うけど。

こんにちは!
あぁ〜、塩つけ麺食べたいです!

雨垂 伊砂 | 2026年1月24日 12:54

今回はプロローグの赤星タイムはなく、だったんですね。
大寒、20日がどうだったのかあまり覚えてませんが寒かった記憶ありますしさすがに冷えますしね。
なるほど、移転後の変化はそこですか。上品に。そのブラッシュアップに気がつけるとまそんさんもすごいですし、完璧な味の更にその先もあるんですね

スージーのなのなQ | 2026年1月24日 17:17