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2024年5月1日の大崎裕史の今日の一杯

東京都文京区御茶ノ水

カチョエペペつけ麺(1100円)

それにしても最近の御茶ノ水駅の工事は聖橋方面へ行くのにかなり不便。一年くらい前にも同じことを思った気がする。この工事はいつまで続くのやら。そんなことを考えながら聖橋を渡って、檸檬は放り投げないが、私の横をスマホで話しながら凄い勢いで抜き去るロシア系の長身の美女。何をそんなに急ぐのだろう?と思いながら、私はゆっくり目的地へ向かう。そして「大至」のドアを開けたら、彼女が座っていた(笑)。頼んだのは今日から発売開始の「カチョエペペつけ麺」かと思ったら、担々麺だった。そんなにお腹が空いていたのだろうか?歩きでは負けたが、食べるのでは圧倒的に私が早かった(笑)。何もそんなことで競わなくてもいいのに、と少し自己嫌悪。

私の目的は今日(4/30)から発売開始の「カチョエペペつけ麺」。5/18までの期間限定発売。
毎年恒例、3月中旬から初夏にかけて行う「春のつけ麺乱打」、期間を決めて全10種類提供。10種類は食べられないので、そのうちの一個か2個を選んで食べる。今回はその第7弾。このメニューのヒントが以前のSNSに投稿されている。
『2021年秋の長野食べまくりツアーでラーメンの大先輩に案内されたイタリアンで食べた和山椒とブルーチーズのパスタがおいしすぎて、リスペクトして作ったのが2022年3月に発売したカチョエペペつけ麺。これに合わせるのが製麺師カラス氏が手掛けたパスタフレスカ(通称カラヒグ麺)。』
一般的な『カチョエペペ』は、麺(パスタ)にトンナレッリを使うが、大至では傾奇者細ちぢれ中華麺を使用。チーズはペコリーノロマーノ(羊のチーズ)を使うが、大至では、ほんのりゴルゴンゾーラなチーズベースのつけ汁。そしてイタリアンでは黒胡椒を使うが大至では麺に和山椒を振りかけている。
あれ?全部変わってるじゃん!(笑)
でも、これが“大至マジック”。しっかり、カチョエペペつけ麺になっている。実においしい。麺が一瞬にして無くなった。倍盛りでも良かったくらい。とにかくこの麺がおいしい。ゆで加減もお見事。TRYラーメン大賞につけ麺細麺の麺部門があったら、上位入賞間違いなし。
途中でスタッフにこのスープでもスープ割りがあるのか聞いたら、あるという。麺を食べ終わって、スタッフが来るのを待ってる間に少しずつつけ汁を飲んでいたらおいしくて全部飲み干してしまった(笑)。そのままでも飲める味の濃さだったのだ。スープ割りの必要ないじゃん。それくらいおいしい。あと18日間あるので、斬新なイタリアンつけ麺、食べに行ってみてください!
※5/1,2は通常営業、5/3,4は昼のみ営業、5/5(日)定休日、5/6昼のみ、5/7〜通常営業、5/19〜6/2休業(遅めのGW休暇)。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。